靴底が剥がれた!
夏は靴底が剥がれるサービスが良く来られます。そんな靴底剥がれについて自身で出来る事から応急処置。糊付けサービスの困難さなどドドンとご紹介。
靴底が剥がれてしまったときの修理方法についてご説明します。自分で修理する場合と、プロに依頼する場合のそれぞれのメリットとデメリットについても触れますので、参考にしてください。
まず、靴底が剥がれる原因としては、使用頻度が高いことや、靴の素材が劣化していること、接着剤が弱くなっていることなどが考えられます。特に雨の日に履くことが多い靴や、運動用の靴は早く剥がれやすくなります。そして高温多湿!
自分で修理する場合
自分で修理することには、コストが抑えられるという大きなメリットがあります。以下に、自分で靴底を修理する手順を説明します。
必要な材料と道具
- 接着剤(強力なものが望ましい)
- クリーニング用の布
- 砂紙またはやすり。これ絶対。下処理9割!
- クランプまたは重し。体重でも可!
手順
- 靴底と靴本体の清掃:
靴底と靴本体の接着部分を清掃します。汚れや油分が残っていると、接着剤の効果が十分に発揮されないためです。布を使って丁寧に拭き取ります。 - 靴底の準備:
剥がれた部分の靴底と靴本体の接着面をやすりで軽く削ります。これにより、接着剤がよりよく密着します。 - 接着剤の塗布:
接着剤を剥がれた部分の靴底と靴本体の両方に均一に塗布します。接着剤の指示に従って、適切な時間放置して乾燥させます。 - 靴底の固定:
接着剤が乾いたら、剥がれた靴底を靴本体にしっかりと押し付けます。クランプや重しを使って固定し、数時間から一晩放置します。これにより、接着剤が完全に固まります。ただし、応急処置ではそうはいかないので、糊を両面塗って5分くらい放置後、大地を踏み込みましょう!
プロに依頼する場合
自分で修理するのが難しい場合や、より確実な修理を希望する場合は、プロに依頼するのも一つの手です。靴修理専門店や靴屋では、さまざまな修理サービスを提供しています。ただし、プロと言えど数分で接着を求めたら、瞬間接着剤で処置し、今後修理困難な靴になる場合もありますので、しっかり伝えましょう。
プロに依頼するメリット
- 品質の確保:
プロの技術者が修理を行うため、修理の品質が高く、長持ちします。特に高価な靴やお気に入りの靴の場合は、プロに依頼することで、再度の剥がれを防ぐことができます。 - 適切な材料の使用:
プロは適切な接着剤や材料を使用するため、修理後の靴の耐久性が向上します。自分で材料を選ぶ際に悩む必要がありません。修理屋の接着剤は主に有機溶剤です。危険物ですので任せた方がいいですね。 - 時間の節約:
自分で修理する場合、準備や実際の作業に時間がかかりますが、プロに依頼すればその時間を節約できます。
プロに依頼するデメリット
- コスト:
自分で修理するよりも費用がかかることが多いです。ただし、修理の品質や耐久性を考慮すると、その価値は十分にあるかもしれません。 - 時間:
修理の依頼から完成までに時間がかかる場合があります。仲間内でも糊付けが一番コスパ悪い!というほど手順と確実性が伴いません。しっかり付けたい職人はちょっと時間を欲しがります^^特に忙しい靴修理店では、数日から一週間以上かかることもあります。
まとめ
靴底が剥がれた場合、自分で修理する方法とプロに依頼する方法のどちらも選択肢としてあります。自分で修理する場合は、コストを抑えつつ、手軽に行える一方で、適切な材料を選ぶことや、作業の丁寧さが求められます。プロに依頼する場合は、コストがかかるものの、修理の品質や耐久性が高く、長く使用できる靴になります。
街中で突然剥がれた!などInstagramでも紹介してますので参照してみてください^^
どちらの方法を選ぶにせよ、大切なのは靴の状態をよく観察し、適切なタイミングで修理を行うことです。靴は日々の生活で大切な役割を果たしているため、適切なケアをして長く使えるようにしましょう。お出かけ前にちょっと靴の点検をお願いいたします!